2013年3月11日月曜日

あれから2年。

今日で、東日本大震災からちょうど2年。

あの速報を聞くたった30分ほど前、
岩手県在住で3月中にご結婚されるお客様の
【モザイクウエルカムボード】の発送が完了したばかりでした。
慌ててお電話を差し上げましたが、
携帯電話の回線が混雑していたため当然繋がらず…。

どうか無事であってほしい、
それだけを願いながらご連絡をお待ちしていました。

ようやくご連絡がとれたのはそれから1週間以上経過してから。
ご新郎様もご新婦様も無事、
ゲストの皆様もなんと全員無事とのご連絡をいただき、
思わず泣きそうになってしまったのを覚えています。

ただ、その時発送したお荷物は、
どうにか岩手県まではたどり着いたものの、
やっぱり余震の影響で破損をしてしまったとのこと。

「残念ながら式は延期になってしまいました。
 でも、いつか必ず開きたいと思っています。
 その時に、ウエルカムボードの中の日付を印字しなおして、
 もう一度作ってもらえませんか?」


もちろん喜んでお受けさせていただきました。

一時は披露宴を中止することも検討されたとのこと。
だけど、こんな時だからこそ、むしろ結婚式をあげてほしい。
ゲストの皆様のお声に後押しされての延期決定でした。

それから数ヶ月後、また同じお客様からお電話をいただきました。

「披露宴の日程が決まりましたので、
 ウエルカムボードを作って下さい!」


新しい披露宴の日時を印字しなおして、
【モザイクウエルカムボード】をご納品させていただきました。

おふたりの、そしてゲストの皆様の笑顔がいっぱいつまった、
とてもとても素敵な作品になりました。

こちらのお客様の他にも、震災が原因でお式を延期され、
一時は商品をキャンセルしようかと悩まれたお客様が数組いらっしゃいましたが、
いずれの方も数ヶ月後に改めて結婚式を上げることが決まり、
弊社までとても嬉しそうな様子でご連絡をいただきました。

震災をきっかけに今一度見直される「絆」、
それをゲストの皆様に伝えるには、
この【モザイクウエルカムボード】が欠かせない、と
皆様おっしゃってくださいました。

ふたりの今日のこの日があるのは、皆様のおかげ。
ゲストの皆様を最初にお迎えする「ウエルカムボード」で
その気持ちを伝えてみませんか?

改めまして、東日本大震災でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。


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